テクニック講座:ローアングルのススメ

皆さんは撮影するときにどんな目線でカメラを構えていますか?
それは被写体によって、撮影意図によってもちろん変わってきますよね。でも私はどんな場合でも、どんなカメラでもいつでも心がけていることがあるんです。

それは「ローアングル」です。

目線を思い切って下げることで、見えてくる世界ががらっと変わって素敵な写真が撮れちゃいます。
今回のテクニック講座では、目線を下げることにより構図がどのように変わってくるかというTipsを紹介したいと思います。これはトイカメラに限らずどんなカメラでも通じるものですよ(^^)

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上の写真は、植物園で撮ったチューリップの花です。チューリップは高さが約30cm~70cmほどの小さな花ですが、なんだかとても大きくダイナミックに見えませんか?まるで下から豪快にニョキニョキッと伸びているかのように。これは、撮影するときに目線を思いっっっきり下げて、上を見上げて撮っているからなんです。それでは、主に花の撮影の例を挙げながら、撮影のときに抜群の効果を発揮するアングルについて説明していきたいと思います(^_^)

<写り方のちがい>
まず、いろんな場所でいろんな花を撮った下の比較写真をごらんください。
それぞれの段の左右の2枚は、場所は同じで、目線のみを変えて撮ったものです。目線が変わると見えてくる景色も大きく変わってくるのがわかります。

比較-小

<同じ場所でより細かく検証>
次に、同じ場所で目線をもう少し細かく分けた具体的な例を用意しました。①から順にみていきましょう。
①1枚目(約1.5m)は、悪くはない景色ですが、右の鉄塔が気になります。そこでそのポイントから徐々に目線を下げていきました。
②2枚目(約1m)では、後ろの木はおおむね隠れましたがまだ鉄塔が見えています。
③3枚目(約50cm)では、画面は花のみになりだいぶすっきりとしましたが、まだ花のボリュームが多く雑なように感じます。
④4枚目ではさらに目線を低くしています(約20cm)。ほぼ地面すれすれから見上げるような姿勢になります。花の背がとても高く見え、一輪ごとの存在感が強まり、そして空はダイナミックに大きく写るようになりました。
このように、目線を下げるということには、「見え方が変わる」ということはもちろんですが、さらにもうひとつ、「邪魔なものを隠す」という側面があることがわかります。

目線による写真の相違-小


<撮り方>
1. ベストな背景を選ぶ
それでは実際に撮るときのポイントです。カメラは何でもOKです。
まずは構図を決める際、背景のすっきりとした、なるべく人工物の少ないポイントを選びましょう。そして、光の差し込む角度をよく見極めて、もし晴天ならば青空がきれいに見える角度を選ぶようにしましょう。逆光で撮るとせっかくのきれいな花もはっきりと写ってくれませんよ。(花びらを透かして撮りたいのなら逆光でOK)

2. 形のよい花を選ぶ
次に、色や形のきれいな花を選びます。
形だけでなく、花同士の並びや重なり方にも十分気を使いましょう。しゃがんで見上げてよ~く観察してください。

3. しゃがんで見上げて撮る
いい場所が見つかりましたか?
それではポイントが決まったら撮影します。しゃがんだまま(または寝っ転がったまま)の姿勢で上を見上げて構図を決め、シャッターを切ります(けっこう首とかキツイですよ!)。もし、邪魔なものがまだ写り込んでいる場合は、もう少しがんばって目線を下げてそれらを花の裏側に隠してしまいましょう。花との距離が近いため、カメラによっては「距離モード」の設定に気を付けてください。

<応用編 -多重露光>
と、ここまでのことを踏まえたら、いつものように応用編を紹介します。
より面白い写真にするためにはやはり多重露光がお勧めです。下に典型的な例を載せています、ぜひチャレンジしてみてください。場合によってはスプリッツァーなどのアクセサリーを使って撮ると効果的です。もともと辛い姿勢なので二重露光となるとその辛さも二倍ですがぜひがんばってください(^_^;)
(多重露光については他のテクニック投稿、「花と重ねて撮る」や、「ちょっとブラして多重撮影(ちょいブラ)のススメ」もあわせてご覧ください)

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①同じ被写体を三脚を使わず二回露光する(ちょいブラ撮影)

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②スプリッツァーを使って、通常の持ち手と逆さまの持ち手で二回撮影(被写体はそれぞれ変えています)

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③上の②の例と同様スプリッツァーを使って二回撮影(中央を起点に)

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④Holga用のスプリッツァーで4回露光(被写体をそれぞれ変えています)

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⑤ローアングルの花(上部分)と通常アングルの花(下部分)による多重露光

わかりましたか~?
アイデア次第で面白い写真はたくさん撮れちゃいますよ(^^)
その季節、その場所にしかない素敵な花などを見つけたときは、ぜひ「ローアングル」を意識してトライしてみましょう♪

※当記事は、私hodachrome/山本穂高がロモグラフィー上に投稿した記事を当ブログに掲載したものです(ロモグラフィーに確認済み)。日本人向けに加筆・修正等はじゃっかん加えておりますが、すべての著作権は私に帰属しておりますのでその点ご了承ください。
元の記事はこちら:ロモグラフィー:目線を下げると世界が変わる! by hodachrome
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テーマ : トイカメラ - ジャンル : 写真

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