テクニック講座:MX(多重)機能のないカメラで多重露光をする方法

皆さんの大好きな(きっと大好きなはず)の多重露光(MX)。皆さんはどんなカメラで楽しんでいますか?
いろいろなカメラで簡単にMXが可能ですが、持っているカメラの中には、気に入っているんだけど多重露光の機能がないというカメラもありますよね。
今回は、そんなMX機能のないカメラで多重露光を可能にするという方法をお教えしたいと思います。

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カメラ:Lomo LC-A フィルム:レッドスケール400(ネガ現像) テクニック:多重露光(2回)

この写真は、多重露光機能のない「旧式」のLC-Aを使って撮影した多重写真です。
MXスイッチがないのにどうやってやったの?って思いますよね。その方法は下記のとおりです。

【必要なもの】
1. MX機能のないカメラ(旧式LC-A、Horizon Perfektなど。自動巻き上げタイプのカメラは除きます)
2. フィルム(当たり前ですが…)

【方法】
1.
まず、1回目のシャッターを切った後、カメラ内のフィルムのゆるみ(たわみ)を取り除く必要があります(下のイメージ画像参照)。
フィルムが緩んだままだと位置ズレを起こしてしまいます。
あ、あくまでもカメラ内のイメージなのでフタは開けないでね!

たわみありなし-ブログ用

2.
カメラ内のフィルムのゆるみ(たわみ)を取り除きます。
まず、「巻き戻しクランク」を引き起こし、ゆるみがなくなるまで巻き戻しレバーをゆっくり時計回りに回します。
手ごたえがだんだん固くなってきたらゆるみがなくなってきたことを意味します。
このとき、強く回し過ぎるとフィルムが破れてしまうので注意です。回した後はその指を離さず、巻き戻しクランクを指で押さえておきます。

たわみを取り除く-ブログ用

3.
巻き戻しクランクを指で押さえたまま、カメラの底の「巻き戻しボタン」を押して、スプールをフリーな状態にします。
そして、その巻き戻しボタンを押さえっぱなしにしておきます。
二つの箇所をしっかり固定したまま、もう一方の手で巻き上げダイヤルを一枚分ゆっくり巻き上げます。
これでスプールがひとコマ分「空回り」をしシャッターチャージが完了します。
このとき、巻き上げダイヤルの感触は軽いはずですが、もし重たい時には巻き戻しボタンが効いていない可能性がありますので巻き戻しボタンを確認してください。

押さえたまま巻き上げる-ブログ用

4.
巻き上げた後、2回目の撮影をします。さらに露光を重ねる場合は、2~3を繰り返します。

5.
撮影が終わったら、通常通りに巻き上げてひとコマ分送ります。
ただし、次のコマと少し画像が重なってしまうことが多々あります(下のネガの画像参照)。
もしそれが気になる場合(私は大いに気になります)、通常の巻き上げをする前に次の6の手順を行ってください。

重なってる-ブログ用

6.
多重を終えたらレンズ前を暗く覆い(レンズキャップを被せる、黒い布で覆うetc)、1枚分空シャッターを切ります。
そして通常通りに巻き上げてひとコマ分送ります。こうすれば画像の重なりを防ぐことができます。もし1枚分のロスがもったいないという場合は(私には大いにもったいです…)、次の方法を試してください。
「巻き戻しボタン」を押したままにしてフィルムを2分の1フレーム分ほど巻き上げます(空送りします)。その後押さえていた指を離して巻き上げを続けます。すると通常のフィルム巻き上げが始まり残り約3分の1ほどが巻き上げられます。
これで画像は重ならずフィルムのロスも少なくて済みます。(ちょっと慣れるまで難しいです)

隙間あり-ブログ用

わかりましたか?私はこの方法を、旧式LC-AやHorizon Perfektでよく使います。
他のクラシックカメラでも、おそらく同じ方法で可能だと思います(キヤノンAE-1、キヤノンニューF-1等)
※ニコンのクラシック機には多重露出レバーを搭載したモデルもあります。

なお、上のフィルム画像でもわかる通り、重ねたそれぞれのレイヤーは多少は左右にズレている可能性があります。
そして、カウンターの表示は空の巻き上げを行った分増えていきますので、実際の撮影枚数と変わっていきますのでご注意を。

ぜひあなたのクラシック機のコレクションでもこの多重露光にトライしてみましょう~♪
Enjoy your MX life!

※当記事は、私hodachrome/山本穂高がロモグラフィー上に投稿した記事を当ブログに掲載したものです(ロモグラフィーに確認済み)。日本人向けに加筆・修正等はじゃっかん加えておりますが、すべての著作権は私に帰属しておりますのでその点ご了承ください。
元の記事はこちら:ロモグラフィー:MX(多重)機能のないカメラで多重露光をする方法 by hodachrome
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コメント

ロモグラフィーのページから丸パクリでウケますね。

Re: タイトルなし

こちらのテクニック記事(他のすべてのテクニック記事も含む)ですが、私hodachrome/山本穂高がロモグラフィー上において投稿したものを掲載しております。
ロモグラフィー上での投稿者がややわかりにくいことと、こちらの記事毎にそれとわかる明記がなかったため同一人物による投稿だと判断できなかったことによるコメントかもしれませんが、少なくとも誰による投稿なのかを少しでも確認していただければこのような誤解は生じなかったと思います。
もしロモグラフィーのコミュニティメンバーでない人等、ロモグラフィーの投稿のシステムをあまり存じておられない方がネット上でたまたまロモグラフィーの同一記事をご覧になったのでしたら、もしかしたらロモグラフィー上のテクニック記事はすべて運営側により作成した記事なのかと思われたのかもしれません。
今回のコメントを受けまして、ロモグラフィー日本支部に権利関係等を念のため問い合せいたしました。記事の著作権に関しましては私自身に帰属していることが確認が取れましたので編集・加筆等を含めて他のサイト等への掲載・転載については何ら問題はありません。
ただし、誤解を招きかねない表示をしていたことを鑑みて、今後ロモグラフィー上及び当ブログにて同一のテクニック記事を掲載する場合は、それぞれよりわかりやすく著者のクレジットやリンクを掲載することにいたしました。
コメント投稿者様には誤解を与えてしまいまして申し訳ありませんでした。
これからもどうぞ当ブログをよろしくお願いいたします。
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