テクニック講座:空に浮かんだ写真を撮る

下の写真は、お城と空を組み合わせた多重写真です。まるで空の上に城が浮かんでいるように見えますよね?
これは「スプリッツァー」というアクセサリーを使った多重露光テクニックのひとつですが、ちょっとコツを覚えておくだけで誰でもかんたんにこういった幻想的な写真を撮ることができちゃいます。
今回はその撮り方を紹介します(^_^)/

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【必要なもの】
1. カメラ…多重(MX)機能があり、スプリッツァーが使えるカメラ(Lomo LC-A+、Diana、Lomo'Instant Wide等)がよい
2. フィルム…なんでもOK
3. スプリッツァー…必需品。なければ黒いテープ・板などで代用

※スプリッツァーとは、カメラのレンズの前に装着する専用のアクセサリー。自由自在に角度を調節することができ、多重露光でずらして重ね撮りすることによって、スライスした別々のイメージが混ざり合う不思議な多重露光写真を撮影することができます。(ロモグラフィーのショップサイトより引用)
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【被写体を選ぶ】
まず、浮かび上がらせたい魅力的な被写体を見つけます。自然でも人工物でも人間でもなんでもいいです。天気は、見本のような作品にしたいのならなるべく好天(青空のきれいな日)を選びましょう。雲の形の選び方がポイントです。
今回は下の見本の被写体(花)を例に説明したいと思います。

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【撮影方法】
※カメラはLomo LC-A+にて、フィルムはISO100のスライドフィルムを使用した場合で説明します。
感度設定はフィルム感度と基本的には同じにします。(露出を固定できるカメラなら固定したほうがよいです。重なったときにつなぎ目が違和感なく自然に見えます)

1.上半分(メインの被写体)を撮影
どちらからでもいいんですが私は上半分(雲以外の被写体)から先に撮影します。
スプリッツァーをセットして、下半分を覆って隠します。メインの被写体(花)と空のバランスをよく考えて構図を決めます。特に画面中央の「スプリッツァーの境界部分」は、下半分と交じり合う部分なので慎重に決めましょう。構図を決めたらシャッターを切ります。

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2.下半分(空の部分)を撮影

続いて下半分を撮影します。
MXボタンをスライドして多重露光を可能にし、スプリッツァーを180度回転させて上半分を覆って隠します。雲の形や空の明るさをよく見てベストな構図を決めます。このとき、一回目の光の角度とあまりにちがっていると不自然な重なり方になる場合があるので注意。そして、一回目の構図をよく思い起こしながらベストな構図を定めます。構図を決めたらシャッターを切ります。

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撮影方法は以上です。できあがった写真がこちらです。
空の上に花が咲いているような幻想的な写真になりました。スプリッツァーにより露光が制御されているため、それぞれのイメージが余分に交じり合うことなく自然と浮かび上がっています。

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注意:二回目の撮影の際、雲の部分が多すぎると、(明るすぎるとカメラが判断して)露出が一回目よりアンダー(露出不足)になってしまうことがあります。そうなると撮影結果が不自然になってしまいます(下の画像参照)。判断が難しいですが、その場合は感度設定を1段あげる(数字を小さくする)などして露出を変えるといいでしょう。※露出が固定できるカメラの場合はマニュアル露出でそれぞれ固定した露出で撮影するといいです

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上と下の明るさがちがって不自然

【他のポイント】
1. 複数枚撮っておく
その場で二回撮っている場合は、雲の組み合わせを変えるなどして複数回チャレンジしてみることをお勧めします。その中から一番ベストな結果を得ることができます。

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雲の形を変えて何枚か撮る

2. いろんなカメラ・フィルムで撮ってみる

作例はLC-A+でしたが、もちろんどんなカメラでもチャレンジ可能です(スプリッツァーがないカメラの場合は黒いテープ等でレンズを覆う必要があります)。フィルムも意図に応じていろいろ使い分けるとよいでしょう。

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カメラはLomo LC-A 120、fotobesさんの作品

3. いろいろなものを自由に浮かべてみよう
空に浮かべる被写体は、作例のように花や山・木といった自然でもいいですが、ビルや教会・お城といった建物、または人間やその他動物(犬や猫)でも面白いと思います。

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最後に、このテクニックを使ったロモグラフィーのコミュニティーメンバーの素敵な作品を紹介します。ご覧になってイメージを膨らませてみてください(^_^)

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ぜひ皆さんなりのアイデア、インスピレーションで様々なものを空に浮かべてみましょう!
Let’s try fantastic sky picture!
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テクニック講座:ちょっとブラして多重(ちょいブラ)の撮り方

多重露光の数あるテクニックの中でも気軽に楽しくできるテクニック、それが、ちょっとブラして撮る(略してちょいブラ)多重です。
いつでもどこでもかんたんに不思議な写真が撮れちゃいますので読んでぜひトライしてみてください♪

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この写真は、コスモスの花を二回露光した多重写真です。三脚は使わず、手持ち撮影で二回続けて撮っています。
花が透けたようになり、それぞれの花びらが部分的に重なり合って不思議で幻想的な雰囲気を醸し出しています。
これはとてもかんたんなテクニックなのですが、ちょっとだけコツがあります。
それではこういう多重写真を撮るためのいくつかのTipsを教えますね。

【必要なもの】
1. カメラ( LC-A+ 、 Holga 、 Diana 等、多重露光の容易なカメラがベター)
2. フィルム(基本的になんでもOK、1600など高感度すぎるものは向きません)
3. スプリッツァー(応用編)

1. シングルショットとダブルの比較
まずは、シングルショットとダブルショットを比較してみます。
冒頭の見本写真は、コスモスの花の形がとても美しく、シングルショットでも十分素敵な写真になる被写体でした。そこで私はシングルショットとちょいブラ多重と両方撮ってみました。
どうでしょうか?シングルのほうも私は好きなのですが、ちょいブラのほうはどことなく幻想的な雰囲気に包まれていると思いませんか?他の2例も同様です。多重露光によるちょっとしたエッセンスが加わることで、写真に普通とはちょっとちがった輝きを与えてくれています。
こういう写真はじつはとてもかんたんに撮ることができます。

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シングル写真と多重写真の比較

2. 撮り方
※カメラはLC-A+にて、フィルムはISO100のスライドフィルムを使用した場合で説明します。
まず一枚目を撮ります。露出はノーマルより「一段」下げます。(LC-A+の場合感度設定をISO200にします)
被写体はなんでもよいのですが、主題を一つに絞って、背景をすっきりさせる(背景を空にする等)ほうがよいと思います。撮るときに構図をしっかりと覚えておいてください。
シャッターを切ったらMXスイッチをスライドさせます。そして二回目のショットを撮ります。感度設定はISO200のままです。
一回目の構図と同じになるようにフレーミングします。手持ち撮影なので、もちろん一回目とまったく同じアングルにはなりません。
その微妙なずれがこのちょいブラ多重のポイントなのです。主題の「少しだけ」のずれが、一つのフレーム内で互いに混じり合って不思議な透明感を生みだすのです。背景部分は混じり合っても見た目に特に変化は生じません。主題だけに透明感をもたらしてくれます。感度設定を一段上げた(すなわち露出を一段分抑えた)ことも、この重なりのためには効果的です。
ただし、一回目の構図とあまりにずれすぎないように気をつけてください。ずれすぎると下の見本のように悲しい結果になります(;´д`)
※使用するフィルムの感度がISO200の場合、ISO400を二回、フィルム感度がISO400の場合はISO800を二回、を基本にしてください。

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ズレすぎた写真

3. ファインダーを覗いたままMXスイッチ!
これは、二つのイメージがずれすぎないようにするためのTipです。
一回目のショットを撮ったあと、「ファインダーを覗いたまま」MXスイッチをスライドさせてそのまま二回目のシャッターを切ります。
そうすることで構図があまりずれることなく二回目のショットが撮れます。
右手はカメラを持っていますので、左手の指(爪がベター)を前もってMXスイッチに触れたままにしておいて一回目のショットの後にすかさずひねります。慣れないとちょっと難しいけど…。

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ファインダーを覗いたままMXをスイッチ

4. 応用編
このちょいブラと他のテクニックを組み合わせてよりステップアップした多重写真を撮ってみましょう。
まずはスプリッツァー編です。
上下(または左右)に二回ずつちょいブラをして、計四回露光をします。すると不思議ワールドもさらに倍となります(^O^)


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ちょいブラ+スプリッツァー(計4回露光)


次に、「花と重ねる」編。
ちょいブラのあとさらにもうひとつ被写体を組み合わせることでより幻想的な世界を生むことができます。(花と重ねるテクニックはこちらを参照)
非現実的かつユニークな作品になることまちがいなしです。

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ちょいブラ+花と重ねる(計3回露光)

さらに高等(?)テクニック、「フィルムスープ」編です。
ちょいブラ+フィルムスープ加工をして、より現実からはるか彼方へ遠ざかっていくというマニアックなテクニックです。
(フィルムスープについてはこちらを参照)

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ちょいブラ+フィルムスープ①(クロス現像)

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ちょいブラ+フィルムスープ②(レッドスケールフィルム使用)

わかりましたか?
HolgaやDiana、Sprocket Rocketなら二回続けて押すだけなのでもっとかんたんにできちゃいますね。
いつでもどこでも不思議な写真が撮れちゃいますのでぜひやってみましょう。
あなたなりのアイデアで不思議で面白い「ちょいブラワールド」を作ってみましょう。
Enjoy your ちょいブラ life!

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生誕30年記念!写ルンですによる多重露光の方法



今日7月1日は、フジの「写ルンです」がこの世に生まれて30周年の記念の日です。
あちこちでいろんなイベントが予定されていますが、ここではホダクロなりの、ホダクロらしい写ルンですワールドをご紹介していきたいと思います。
この魅力的な使い切りカメラを使った「多重露光」についての説明を画像とともにごらんください♪

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上の写真が写ルンですによる多重写真の作例です。黄色い菜の花が写るんですによる撮影で、電車と鉄橋がVivitar Ultra Wide&Slim(ワイスリ)による二回目の撮影です。
これらの多重露光の方法についてを画像とともにかんたんに説明していきます(^_^)/

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今回使用したフジフィルムの「写ルンですシンプルエース」(画像下)と「Vivitar Ultra Wide&Slim」(画像上)です。
この二つのカメラを使って多重露光に挑戦してみたいと思います。

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まずは一回目の撮影。写ルンですを使って春の花々を撮影しました(上の画像はiPhoneによる現場の様子)。写ルンですは基本的にシャッターを押すだけです。たまに内蔵のフラッシュを使うこともありました。被写体は明るく鮮やかなものを選び、メリハリ(明るさと暗さのバランス)を重視するようにしました。

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全て撮り終わったら巻き戻します。そしてドライバーを使ってフィルムを取り出します。カメラの底部から取り出します。

※注意…カメラ内部には基盤があり感電の恐れがあります。構造を知らない方は不用意に触れないでください。電池を抜いても安全ではありません

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フィルムを取り出します

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フィルムの先端がキャニスター内部に入ってしまっているのでフィルムピッカーを使って取り出します。

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取り出したら次に二回目の撮影用のカメラ、Vivitar Ultra Wide&Slim(ワイスリ)に装てんします。

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コマの位置がなるべく揃うように、事前に調べておいたスタート位置にするための微調整をします。今回は二回目に装てんする前に少し先端をカットしてカメラの歯車の噛む位置を調整しました(詳細はここでは省略します)。

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そしてスプールにはセロテープに貼ってコマずれが生じないように細心の注意を払います。

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そして二回目をいろいろ撮ります。一回目が花などの自然だったため二回目は人工物や人物を撮りました。ここでも明と暗のバランスを重視して、ほどよくハイライトとシャドーが画面に現れるようにしました。多重露光がうまくいくための基本通りの撮り方です。

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撮影後現像します。通常のネガ現像です。コマの位置は多少のずれはありますがスキャン時に調整できる範囲内です。露出もオーバーすぎずアンダーすぎず適正(かちょっとオーバー寄り)です。

今回写ルンですとのパートナーにワイスリというカメラを選んだのにはいくつか理由があるのですが、一番の理由は露出機構が写ルンですのそれと近いという点があります。(写ルンです…f10、シャッタースピード1/140秒、ワイスリ…f11、シャッタースピード1/125秒)
さらには、フィルムを入れる向きがどちらも同じのためどちらのカメラを使うときも通常通りの構え方で撮ればそれぞれ天地が合うということもあります。あとは描写の緩さ・柔らかさも近いので相性はいいかなということもありました。他のカメラでも試してみたらまたちがった面白みが現れると思います(機を見てやってみます)。

というわけで以下が他の作例となります。
巷で話題(?)の「ホダホダ多重」もこの写ルンですとワイスリによるトライなのですが、今回は含んでいません。それについてはまたの機会にじっくりお見せしたいと思います(*´∀`)

それではホダクロなりの写ルンですの誕生祝いということで他の多重作品をご覧ください♪
(写ルンですによる私の他の写真はこちらにて)

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写ルンです(シバザクラ)/Vivitar Ultra Wide&Slim(観覧車)

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写ルンです(菜の花) ソフトフィルター使用/Vivitar Ultra Wide&Slim(人物)

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写ルンです(枝垂れ桜)/Vivitar Ultra Wide&Slim(鉄塔)

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写ルンです(黄色い花)/Vivitar Ultra Wide&Slim(名古屋市街)

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写ルンです(八重桜)/Vivitar Ultra Wide&Slim(人物と建物)

テーマ : ある日の風景や景色 - ジャンル : 写真

テクニック講座:MX(多重)機能のないカメラで多重露光をする方法

皆さんの大好きな(きっと大好きなはず)の多重露光(MX)。皆さんはどんなカメラで楽しんでいますか?
いろいろなカメラで簡単にMXが可能ですが、持っているカメラの中には、気に入っているんだけど多重露光の機能がないというカメラもありますよね。
今回は、そんなMX機能のないカメラで多重露光を可能にするという方法をお教えしたいと思います。

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カメラ:Lomo LC-A フィルム:レッドスケール400(ネガ現像) テクニック:多重露光(2回)

この写真は、多重露光機能のない「旧式」のLC-Aを使って撮影した多重写真です。
MXスイッチがないのにどうやってやったの?って思いますよね。その方法は下記のとおりです。

【必要なもの】
1. MX機能のないカメラ(旧式LC-A、Horizon Perfektなど。自動巻き上げタイプのカメラは除きます)
2. フィルム(当たり前ですが…)

【方法】
1.
まず、1回目のシャッターを切った後、カメラ内のフィルムのゆるみ(たわみ)を取り除く必要があります(下のイメージ画像参照)。
フィルムが緩んだままだと位置ズレを起こしてしまいます。
あ、あくまでもカメラ内のイメージなのでフタは開けないでね!

たわみありなし-ブログ用

2.
カメラ内のフィルムのゆるみ(たわみ)を取り除きます。
まず、「巻き戻しクランク」を引き起こし、ゆるみがなくなるまで巻き戻しレバーをゆっくり時計回りに回します。
手ごたえがだんだん固くなってきたらゆるみがなくなってきたことを意味します。
このとき、強く回し過ぎるとフィルムが破れてしまうので注意です。回した後はその指を離さず、巻き戻しクランクを指で押さえておきます。

たわみを取り除く-ブログ用

3.
巻き戻しクランクを指で押さえたまま、カメラの底の「巻き戻しボタン」を押して、スプールをフリーな状態にします。
そして、その巻き戻しボタンを押さえっぱなしにしておきます。
二つの箇所をしっかり固定したまま、もう一方の手で巻き上げダイヤルを一枚分ゆっくり巻き上げます。
これでスプールがひとコマ分「空回り」をしシャッターチャージが完了します。
このとき、巻き上げダイヤルの感触は軽いはずですが、もし重たい時には巻き戻しボタンが効いていない可能性がありますので巻き戻しボタンを確認してください。

押さえたまま巻き上げる-ブログ用

4.
巻き上げた後、2回目の撮影をします。さらに露光を重ねる場合は、2~3を繰り返します。

5.
撮影が終わったら、通常通りに巻き上げてひとコマ分送ります。
ただし、次のコマと少し画像が重なってしまうことが多々あります(下のネガの画像参照)。
もしそれが気になる場合(私は大いに気になります)、通常の巻き上げをする前に次の6の手順を行ってください。

重なってる-ブログ用

6.
多重を終えたらレンズ前を暗く覆い(レンズキャップを被せる、黒い布で覆うetc)、1枚分空シャッターを切ります。
そして通常通りに巻き上げてひとコマ分送ります。こうすれば画像の重なりを防ぐことができます。もし1枚分のロスがもったいないという場合は(私には大いにもったいです…)、次の方法を試してください。
「巻き戻しボタン」を押したままにしてフィルムを2分の1フレーム分ほど巻き上げます(空送りします)。その後押さえていた指を離して巻き上げを続けます。すると通常のフィルム巻き上げが始まり残り約3分の1ほどが巻き上げられます。
これで画像は重ならずフィルムのロスも少なくて済みます。(ちょっと慣れるまで難しいです)

隙間あり-ブログ用

わかりましたか?私はこの方法を、旧式LC-AやHorizon Perfektでよく使います。
他のクラシックカメラでも、おそらく同じ方法で可能だと思います(キヤノンAE-1、キヤノンニューF-1等)
※ニコンのクラシック機には多重露出レバーを搭載したモデルもあります。

なお、上のフィルム画像でもわかる通り、重ねたそれぞれのレイヤーは多少は左右にズレている可能性があります。
そして、カウンターの表示は空の巻き上げを行った分増えていきますので、実際の撮影枚数と変わっていきますのでご注意を。

ぜひあなたのクラシック機のコレクションでもこの多重露光にトライしてみましょう~♪
Enjoy your MX life!

※当記事は、私hodachrome/山本穂高がロモグラフィー上に投稿した記事を当ブログに掲載したものです(ロモグラフィーに確認済み)。日本人向けに加筆・修正等はじゃっかん加えておりますが、すべての著作権は私に帰属しておりますのでその点ご了承ください。
元の記事はこちら:ロモグラフィー:MX(多重)機能のないカメラで多重露光をする方法 by hodachrome

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テクニック講座:レッドスケールフィルムの作り方

ロモ製カメラユーザーの間で人気の「レッドスケール」というフィルムを皆さんはご存知ですか?
通常のネガフィルムの表と裏を逆さまにして取り付けてあるもので、印象的な赤やオレンジに染まるのが特徴です。
(私のお気に入りのフィルムの一つです。作例はこちらをごらんください)
今回は、その人気のレッドスケールフィルムの作り方をご紹介したいと思います。
慣れるまで少し経験がいりますが、既存のフィルムで気軽に作れるためぜひ機会があったらトライしてみてください(^_^)/

【用意する物】
1. ネガフィルムフィルム(400以上の高感度がお勧め)
2. はさみ
3. セロテープ
4. 暗室・チェンジングバッグ

1. ネガフィルムとはさみ、セロテープを持って暗室に行きます。
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用意する物

2. フィルムをキャニスターからすべて引っ張り出します。
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フィルムを取り出す

3. フィルムの最後の部分を1cmほど残してはさみでまっすぐに切り取ります。
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フィルムをカット

4. 切り取ったフィルムを裏返してキャニスター側にセロテープでくっつけます。なるべく平行ラインを保ったまま丁寧にくっつけてください。
※暗室での作業のためちょっと難しいと思いますがすぐ慣れるのでがんばって!
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裏返してセロテープでつなぐ

5. その後、キャニスターを巻き戻します。もし途中で引っかかって動かなくなったら、フィルムが曲がっているせいかもしれません。再度やり直しましょう。
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巻き戻す

6. 先端の形を整えて完成です。
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先端をハサミで整えて完成

以上です。
どうですか?ちょっと難しそうですか?初めは少し手間取るかもしれませんが、慣れてくるとスムーズにできるようになってきますので根気よくトライしてみてください。

ちなみに、裏返したフィルムは感度が実質2段下がります。800なら200、400なら100、200なら50、というように。
撮る際はこの点に気をつけて感度設定や露出を設定してください。

色合いですが、どのメーカーのカラーネガフィルムを使用した場合も赤やオレンジ色になるという基本傾向は同じですが、メーカーによって多少異なる特徴が現れます。個人的な感想では、コダックは黄色・オレンジ色が強調され、フジはマゼンタ・赤が強調されビビッドで高コントラスト、ロモグラフィーは控えめな赤色でコントラスト低めになります。好みに応じて使い分けるとよいでしょう。

それでは最後に、レッドスケールを使った写真のギャラリーを紹介したいと思います(すべてLomo LC-A+にて撮影)。
どうぞご覧ください♪

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Enjoy your Redscale life!

※当記事は、私hodachrome/山本穂高がロモグラフィー上に投稿した記事を当ブログに掲載したものです(ロモグラフィーに確認済み)。日本人向けに加筆・修正等はじゃっかん加えておりますが、すべての著作権は私に帰属しておりますのでその点ご了承ください。
元の記事はこちら:ロモグラフィー:レッドスケールフィルムの作り方 by hodachrome

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